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パナソニックとベビーカーなどを手がける「コンビ」社が共同開発した子供乗せ電動アシスト自転車「ギュット・クルーム」。
独自開発された衝撃吸収素材の「エッグショック」や「クルームシート」の快適性は口コミ・評判通りなのでしょうか。
今回はそんな声にお応えすべく、自転車販売のプロである筆者がギュット・クルーム・EXとギュット・クルーム・DXの2車種の機能解説&レビューをまとめました!
実際に車体に触れてわかったポイントなども合わせて紹介していきます。
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目次
ギュット・クルームはどんな自転車?
ギュット・クルームは最近新たにパナソニックとcombiが共同開発を行った子供乗せ向けの電動アシスト自転車です。
2018年までは「ギュット・ミニ」という前子供乗せモデルが販売されていましたが、ギュット・クルームはその後継機にあたります。
ギュット・クルームの3大特徴は以下のとおり
- クルーム独自の衝撃吸収素材「エッグショック」を使用
- チャイルドシートのアクセサリーが豊富
- またぎやすくスムーズに乗り降りしやすい
ギュット・クルームの主な特徴について、少し詳しく解説していきますね。
クルーム独自の衝撃吸収素材「エッグショック」を使用
ギュット・クルームにはコンビ社と共同開発したチャイルドシート「クルームシート」が搭載されています。
衝撃吸収素材「エッグショック」とは?
クルームシートには通常のウレタン素材に比べて約3倍もの衝撃吸収力がある衝撃吸収素材「エッグショック」が使われています。
実験では、エッグショックがある場合と無い場合とでは約3割程度、振動が低減するようです。
この振動吸収力が走行時の揺れからお子様の頭部を守り、お子様のストレスも約4割程度減少させる効果もあるとのこと。
エッグショックはどの位置に入ってる?
衝撃吸収素材「エッグショック」はチャイルドシートの頭部に2箇所、搭載されています。
自転車走行時は左右の振動が多く、お子様が身体を揺さぶられた際にも安全なように頭部の左右をカバーしています。
中の衝撃吸収材はこんな感じ
中の衝撃吸収材はこちらの写真のような空気を多く含んだ低反発の素材。
実際にこの上に物を落としてみましたが、バウンドせずにトスっとその場に留まるような衝撃吸収をしてました。
走行時やブレーキ時など大人では気にも留めない振動すら、小さな子供にとっては大事であるとベビー用品業界では言われていますので、子供乗せ自転車に衝撃吸収力の高い素材が使われているとより安心出来ますよね。
チャイルドシートの開閉スイッチも安全性が高い
グリップバーを開く際には左右の2つのボタンを押し込まないと開かないようになっているので、子供が誤って開けてしまわないような工夫がされています。
子供が握るグリップバーもソフトな素材で出来ているので、振動やうたた寝で子供が万が一頭や歯をぶつけてしまった場合でも衝撃を和らげてくれます。
コンビ社と共同開発したチャイルドシートのアクセサリーが色々選べる
ギュット・クルームのチャイルドシートには様々なオプションアクセサリーが用意されているので、気候や天候に合わせてチャイルドシートにお子様を乗せた際の快適性をUPすることが出来ます。
アクセサリーの一覧
- 日差しや雨から子供を守る「日よけ&レインカバー」
- 寒い日でも足元の冷気をガードして身体の冷えを防ぐ「フットカバー」
- 通気性が良く、クッション性の高い素材を採用した「シートクッション」
- 通気性が良く、汗をかいても肌触りが良い「インナーシートセット」
どのアクセサリーも毎日のように子供乗せ自転車に乗るなら持っておきたいものばかりですね。何よりも子供の快適さを追求したアクセサリーなのが嬉しいポイントです。
新しいフレーム設計でまたぎやすくスムーズに乗り降りしやすい
ギュット・クルームはフレームの設計も新しくなっており、足抜き性を良くして乗り降りしやすい形状になっています。
また、ペダルを漕いでいる際も前子乗せと足との距離がある程度確保されて窮屈さもあまり感じませんでした(ちなみに私の身長は170cmです)。
背の高いママだと若干窮屈に感じる方もいるようなので、この新フレームであれば多少は改善されるかもしれません。ママ・パパでの自転車の兼用もしやすくなってのではないでしょうか。
ギュット・クルームのレインカバーは便利?実用性は?
周辺アクセサリーの充実度が高いギュット・クルームシリーズですが、メーカーもおすすめしている「日よけ・レインカバー」や「フットカバー」の実際の利便性は良いのでしょうか?
実際に使用してみた感想をまとめました。
実際に取り付けてみた
写真左:日よけカバー/写真右:レインカバー
上記がパナソニック純正の「日よけ・レインカバー」を取り付けてみた写真です。
使用感としては大きく以下の2点です。
- 日よけカバーは常時取り付けておいてもOK
- レインカバーは日除けカバーにジッパーで簡単に装着できる
まず「日よけカバー」ですが、こちらは不要な際には後方へ折り畳めるので面倒なら毎回取り外しする必要はありません。
レインカバーは日よけカバーにジッパーで装着し、チャイルドシートの足元の部分に引っ掛けるように覆いかぶせる形です。日よけカバーが最初から付いているのでレインカバーの取付も簡単でした。
自転車は毎日使うものなので、このようなアクセサリーのつけ外しが簡単なのは好感が持てますね。
寒さが気になる場合はフットカバーも便利
冬の時期や夜間の冷え込みなどで、お子様の寒さが気になる場合はフットカバーも便利です。
レインカバーと同じく、片側をチャイルドシートの足元の部分に引っ掛け、もう片方をチャイルドシートの取っ手部分に引っ掛ける形で取り付けられます。
冬場の自転車走行はかなり冷え込みますので、気になる方は1枚持っておくと安心かもしれません。
インナーシートセットはお好みで
チャイルドシートのインナーシートセットも純正のパーツとして別売りされています。
汗をかいたり、雨水で濡れてしまった場合などに丸洗いできるというメリットがありますが、雨の日はレインカバーをしっかり取り付けたり屋根のある駐輪場に止めるなどすればそこまで汚れることはありません。
メーカー希望小売価格も4,800円(税抜)とややお高いので、「日よけ・レインカバー」「フットカバー」に比べて、個人的には必要性が低い印象です。
とはいえ、あれば便利なアクセサリーではあると思いますので、最初から買うのではなく、長く使っていく中で汚れが気になって来たら購入を検討する感じでも良いかと思います。
2020年モデル以降は日よけが標準搭載に!
ギュット・クルームの2020年モデルからは、クルームシートの日よけが標準装備になりました。
不要な際は後ろに折りたたむだけで取り外す手間がない便利なアイテムです。
日よけを標準搭載したのは国内ではパナソニックが業界初とのこと。日差しの気になる春〜夏の時期でもしっかりと紫外線からお子様を守ります。
ギュット・クルームのモデルごとの違いは何?
ギュット・クルームには以下の4つモデルがラインナップされています。
- ギュット・クルームDX(前子乗せモデル)
- ギュット・クルームEX(前子乗せモデル)
- ギュット・クルームR・DX(後ろ子乗せモデル)
- ギュット・クルームR・EX(後ろ子乗せモデル)
まずは前子乗せモデルの「ギュット・クルームDX」と「ギュット・クルームEX」の違いを見ていきましょう。
ギュット・クルームEXとギュット・クルームDXの違いは?
モデル名 | ギュット・クルーム・EX | ギュット・クルーム・DX |
バッテリー容量 | 16.0Ah | 16.0Ah |
タイヤサイズ | 20インチ | 20インチ |
適応身長 | 142cm〜 | 142cm〜 |
適応身長※3人乗り時 | 154cm〜 | 154cm〜 |
ラクイック有無 | ◯ | × |
メーカー定価 | 165,800円 | 149,800円 |
カラー | 全5色 | 全6色 |
DXとEXとではバッテリーサイズや走行距離、適応身長などには違いはありません。
異なるのは「ラクイック機能の有無」「車体カラー」「価格」の3点です。
この価格差はほぼ「ラクイックの有無」によるものと考えて良いと思います。
カギの自動解錠機能「ラクイック」
ラクイックというのはカギの自動解錠機能を指します。
車と同様に、カギを持った状態で電動アシスト自転車のスイッチをONにすると自動でカギが解錠されるというスグレモノ。
荷物で手が塞がっていたり、お子様を抱えている状態ではカギの解錠が大変という方に人気の高い機能です。
ギュット・クルーム・R・EXとギュット・クルーム・R・DXの違いは?
モデル名 | ギュット・クルーム・R・EX | ギュット・クルーム・R・DX |
バッテリー容量 | 16.0Ah | 16.0Ah |
タイヤサイズ | 20インチ | 20インチ |
適応身長 | 142cm〜 | 142cm〜 |
適応身長※3人乗り時 | 154cm〜 | 154cm〜 |
ラクイック有無 | ◯ | × |
メーカー定価 | 161,800円 | 142,800円 |
カラー | 全6色 | 全6色 |
後ろ子乗せモデルのR・DXとR・EXは両方とも6カラー展開なので、違いは「ラクイック機能の有無」「価格」の2点のみです。
ギュット・クルームはどのモデルがおすすめ?実際に試乗してみた
ギュット・クルームは前子乗せモデルと後ろ子乗せモデルでそれぞれ”EX”と”DX”の2つのモデルを販売していますが、どのモデルがおすすめなのでしょうか?
ここからは私が実際に試乗した際の乗り心地などの感想も合わせて紹介していくので、どのモデルを選べば良いか迷っている方がいましたら是非参考にしてみてくださいね。
前子乗せモデルと後ろ子乗せモデルの違いは?
まずはじめに、前子乗せモデルと後ろ子乗せモデルの違いについて解説しておきます。
前子乗せモデル | 1〜4歳のお子様を乗せたい方におすすめ |
後ろ子乗せモデル | 2〜6歳のお子様を乗せたい方におすすめ |
前子乗せモデルのメリットは視界にお子様の姿が入ることです。特に1〜2歳の小さなお子様を自転車に乗せたい方は前子乗せモデルを選ぶと安心だと思います。
後ろ子乗せモデルのメリットは6歳付近までチャイルドシートに乗せられることです。自転車は後ろのほうが耐荷重が大きく安定するため、後ろ子乗せモデルは大きなお子様を乗せても安定感を得られるというメリットがあります。
ギュット・クルームはどちらのモデルも前乗せ、後ろ乗せのチャイルドシートをそれぞれオプションで取り付けることが出来るので、購入後に前後乗せる方を変えたくなったとしても対応は可能です。
ギュット・クルーム・EX/ギュット・クルーム・R・EXのレビュー
まずはギュット・クルームシリーズのフラッグシップモデルである「ギュット・クルーム・EX」と「ギュット・クルーム・R・EX」です。
基本スペックとしてはタイヤサイズが20インチでバッテリー容量が16.0Ah。アシスト走行距離は約50km〜80kmとそれなりに長い方です。車体の重心が低くフレームもまたぎやすいので小柄な方でも安心です。チャイルドシートの位置も低めなので26インチ自転車に比べて子供の乗せ降ろしも多少ラクになります。
新機能「ラクイック」を搭載
ギュット・クルーム・EXには新機能のラクイックが搭載されています。自転車のカギをバッグやポケットにしまったままでも、電源ONと同時に自動で後輪サークルを解錠してくれます。使用イメージは下記の通り、カギを閉めるときは通常のサークル錠と同じです。
この機能が便利な点は乗車時にカギを取り出さなくて良いことと、キーケースなどに常備してしまえばカギの持ち忘れがなくなることです。
子供乗せ自転車に乗る際には、お子様を乗せる場合やお買い物の荷物などで手が塞がっている状態が多いはずです。その際にいちいちバッグやキーケースからカギを出す手間が省けるので、毎日のように自転車に乗る方にはとても利便性の高い機能と言えるでしょう。
ギュット・クルーム・EX/ギュット・クルーム・R・EXは高い?
- 前子乗せモデル
- ギュット・クルーム・EX:165,800円
- ギュット・クルーム・DX:149,800円
- 後ろ子乗せモデル
- ギュット・クルーム・R・EX:161,800円
- ギュット・クルーム・R・DX:142,800円
DXとEXの価格差はほぼラクイック代と考えて良いでしょう。
高いと捉えるか安いと捉えるかは人それぞれですが、電動アシスト自転車は1度買うと4〜5年、長いと10年くらい使用するものなので、少しでも毎日の面倒臭さや負担を減らしたい方は価格よりも利便性のほうが勝る可能性もあると思います。
ギュット・クルーム・EXはこんな方におすすめ!
子供の送迎や自分の通勤用、お買い物用などなど毎日かつ高頻度で電動アシスト自転車を利用する方であれば、カギの出し入れの手間を減らせたりや紛失を防ぎやすいという点でラクイックの利便性を感じやすいと思います。
また、別売りのチャイルドシートをつけて3人乗り(子供2人乗せ)をしたい方であれば、手が子供や荷物で塞がってしまう事が多いのでラクイック有りのギュット・クルーム・EX/R・EXを候補に入れてみてはいかがでしょうか。この場合もラクイックの利便性をより感じやすいと思います。
ギュット・クルーム・DX/ギュット・クルーム・R・DXのレビュー
ギュット・クルーム・DX/ギュット・クルーム・R・DXはEX/R・EXからラクイック機能を外したモデルと考えればOKです。タイヤサイズや適応身長、走行距離などに違いはありません。
ラクイックによるカギの自動解錠に魅力を感じない方や、不要な機能を削ってお得に電動アシスト自転車を買いたい方であればギュット・クルーム・DXで良いと思います。
ラクイック分のお金をレインカバーやシートクッションなどのお子様の快適さをUPさせるアクセサリーに使うという考え方もアリだと思います。
まとめ
新車種のギュット・クルーム全4モデル。車体の特徴やモデル別の選び方ポイントは抑えられたでしょうか?
子供乗せ自転車は利便性だけでなく安全性も非常に大切なので、是非自分に合った1台を選んでくださいね。
ギュット・クルームを検討している方にとって、この記事が参考になれば幸いです!
通販でギュット・クルームを買うならどのお店がおすすめ?
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